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2013年11月16日土曜日

「とこやさん」と刺激の過剰選択性

モキチさんは床屋の看板が好きです。
あの、赤と青でぐるぐる回っている奴ですね。

車に乗っていても、床屋を見つける度に、
「あ、とこやさん、まわってる」
とか
「とこやさん、かみきる、ちょきちょき」
とか
「とこやさん、やすみ、げつようび」
とか言います。

月曜日とかは、おそらく、おじいちゃんに教えてもらったのでしょう。

最近は、電柱に巻いてある、黄色とグレーの螺旋状のシマシマも床屋さんと読んでいたりします。
面白いなぁと思いつつ、自閉症児の特徴の一つなのかなとか思ったりもします。

自閉症児の典型的な症状の一つに「刺激の過剰選択性 "stimulus over-selectivity"」というのがあります。物のいろいろな特徴(色、形、音、大きさ)を全体的に認識するのではなく、一部の特徴を見てしまうということです。

このケースでは、「赤と青で螺旋状」という色と形を総合的に判断しているのではなくて、「螺旋状」という形のみで認識している可能性があるということですね。確かにモキチさんにもそういう傾向があるかなぁと思っています。今回のケースが本当にそうなのかは分かりませんが。

PRTでは、「複数の刺激に対する反応」というのを機軸行動の1つにおいていますのです、少しココらへんを意識して取り組んで行きたいと思います。

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